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資格手当の対象となるのは
代表的な資格を紹介
介護職員初任者研修
対象となる資格としてまず挙げられるのが「介護職員初任者研修」です。介護職の入門資格と呼べるもので、介護に関する基本的な知識やスキルがあることを証明できます。以前まではホームヘルパー2級といわれていましたが、2013年の介護保険法施行規則の改正により名称が変更されました。初めて介護職に挑戦する人はまずこの資格の取得を目指すことになります。最短で1ヵ月程度で取得可能です。この資格があれば無資格で転職するよりも有利になるだけでなく、職場によっては資格手当が支給されます。
資格手当の相場は3,000円前後で、採用条件の基準となっているケースも少なくありません。
介護福祉士実務者研修
上記で述べた介護職員初任者研修の上位資格となるのが「介護福祉士実務者研修」です。介護職員初任者研修を取得した人のスキルアップのための資格といえます。この資格があれば責任者として働けるだけでなく、一部の医療的ケア業務を担当することが可能となります。
介護福祉士実務者研修の資格手当の相場は5,000円前後です。
介護福祉士
介護に関する資格の中で唯一の国家資格なのが「介護福祉士」です。受験するためには「実務経験が3年以上あり介護福祉士実務者研修を取得している」「福祉系高校を卒業している」「養成施設を卒業している」といった条件のいずれかをクリアする必要があります。国家資格なので難易度は高いですが、この資格があれば仕事に困ることはないでしょう。また、働きながら資格を取得することも可能です。
資格手当の相場は1万円前後で、その後のキャリアアップにもつながります。
ケアマネジャー
介護福祉士を取得した後、キャリアアップのために「ケアマネジャー」の資格を取得する人も多いようです。介護保険制度に基づいて介護サービスを受ける人やその家族の状況を鑑みて最適なケアプランを作成する仕事です。また、ケアプランの作成だけでなく、利用者やその家族が直接いいづらい要望をヒアリングして、事業所に伝える役割も担います。専門的な知識を有した介護サービスの橋渡し役です。
ケアマネジャーの資格手当の相場は1万5,000円前後ですが、他の仕事を兼任するケースも多いので内容は多岐に渡ります。
まとめ
以上が介護職の資格手当の対象となる主な資格です。紹介した手当の額はあくまで相場なので、地域や事業所の運営状況によって異なります。また、資格の取得を支援してくれる事業所もあります。ここで紹介した資格以外も資格手当の対象となる可能性があるので、求人を探す際はよく確認しておきましょう。