介護職が給料アップするには

どうすれば給料アップが可能か

介護職の処遇改善は進んでおり、国を中心に給料の底上げが進んでいます。しかし、一般企業の給料と比較するとまだ低いのは事実です。そこで、介護職として働きながら給料アップするにはどうすればいいのかを知っておきましょう。

資格を取得する

まず、手当の金額が多い資格の取得を目指してください。介護福祉士の他だと、介護支援専門員や社会福祉士がおすすめです。これらの資格があれば1万円以上の資格手当をもらえる可能性が高いです。金額は事業所によって異なりますが、資格がないよりは間違いなくあった方が給料はアップします。

実績を作る

次に、経験年数を増やして実績を作ってください。年1回の昇給を原則としている場合、経験年数が増えれば増えるほど給料はアップしていきます。また、着実に実績を重ねると同時に上位の役職を目指しましょう。何度も職場を変えるよりも、同じ職場で経験を積んだ方がいざ転職した際の給料も多くなる傾向にあります。

キャリアアップを目指す

経験を積んだ後は更なるキャリアアップを目指しましょう。最初は一般の介護職員からスタートし、次にリーダー的ポジションを任されます。その後は施設長などの管理者、または管理者候補が目標となります。ただし、経験年数が多いからといって必ず管理者になれるわけではありません。管理者になるためには、当然ながらそのための素質が必要です。上司は管理者としての適性があるか常にチェックしているので、現場をまとめる立場になった際には現場と運営側をつなぐ橋渡し役としての働きが重要となります。いわゆる「マネジメントスキル」が問われることになるので、そういった経験がない人や自信がない人はあらかじめ自分の強みや弱みを洗い出した上で、マネジメントスキルをどのように磨いていくかを考えておきましょう。

手当による給料アップ

介護職として給料アップするのであれば、やはり重要なのは手当の有無です。所属している事業所が処遇改善加算を取得していないのであれば転職した方がいいかもしれません。その際には、最も手当の額が多くなる処遇改善加算Ⅰを取得している職場を選んでください。また、介護福祉士として経験を積んで特定処遇改善加算手当の対象になりましょう。特定処遇改善加算手当の対象になれば月8万円の手当あるいは年収440万円が保障されます。

まとめ

以上が給料アップの主な方法です。すでに介護職として働いている人は就業規則をあらためて確認してください。このままではキャリアアップが難しく、手当の支給額も少ないのであれば転職しましょう。これから介護職に挑戦する人は資格取得支援制度の有無も確認してください。